★緊急レポート:EOS-1DMark3 という存在
天気が良く澄みきった青空の東京・・・ 例の実機を求めて銀座のCanonに行ってきました。

EOS20thの今年・・・Canonの本気を見る事はできるのでしょうか?
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来年は北京オリンピック♪ Canonがチカラは入らないわけけないですからね〜



午前中に行ったので空いてました。 一時間ぐらいかけてじっくりと試してみましたよ♪
それではファーストインプレッションを!  ※読みたい人だけ読んでください。

ペンタ部のトンガリが進化の証かな? 写真、適当ですいません(汗)
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●Body:握った感じは1DNと同じ。でも持ち上げると約200g軽くなっているのを実感できます。
3inchに拡大された液晶面。 一目でその進化を感じれます。5Dと同様の位置に配置された
ジョグスティック、背面ダイヤルの中央にあたらに設定されたSETボタン。 1Dの様で1Dでは
なく5Dの様で5Dでない。使い方の説明は必要ないですね。直感的に操作できます。
※1D系は両手操作が前提。今回の変更で片手で操作。でも重いので両手で支えないと(爆)

秒10コマ・・・ ダダダダダッ 快感〜♪ 昔、師丸ひろ子 今、長澤まさみ 風のコメントが自然とでます!
でも恩恵に預かれる撮影をしている人はほとんどいないでしょうね(汗)

電源ON/OFFでセルフクリーニングのアニメーションが・・・ようやく搭載されました(嬉)

ファインダー! おお〜ってほどではないですが、広くなりました。情報表示が多すぎる感じも
しますが、広く明るい事はいい事です。 気持ちアンバーがかっているのが気になりました。

液晶は、3inch 発色は・・・ ちょっと気になりました。 発色がやはり不自然な感じ。1DN、5D
の2.5inch液晶は色温度が高く色が不自然でした。 大幅な改善を期待していたのですが・・・
ヒストグラムの表示色が良くないだけかも。 気のせいである事を祈ります。

AFONボタン いいですよこれ!  今までは露出ボタンにAFを割り当てていました。いわゆる
親指AF。AFONのボタン位置はグリップを握った際、自然と親指がいく場所。 これ最高です。

センサーは約1010万画素 セルサイズは7.2x7.2μm。マイクロレンズとADCが進化!
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●画質:1010万画素にアップされたCMOSセンサー。今回はデータを持ち帰れていないので
判断できません。 でも発色はKissX以降の立体感重視の絵作り。 一目で見てその違いを感
じる事ができます。 ちなみに1DsMk2が7.2x7.2umセルを使っていますが、マイクロレンズ
が改善され集光性がアップ! ADコンバーターも14bit化され確実に進化している模様。

高画質と高性能を支えるエンジン! DIGIC IIIは2個搭載。
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●ISO感度:今回期待していた1D系の低ノイズ化。 1DNは5Dと同じCMOSセルを使いなが
ら味付け?の違いによりパンチのある絵作りと引き換えにノイズ改善はもう一つ。5Dを併用す
るとそのノイズの差に愕然とします。 しかし今回の進化で1D3は大幅に改善している模様。
液晶面での確認ですが、ISO800〜1600はほぼ同じ様な感じで使えそう。ISO1600が常用
できる感じです。 ISOの設定は、CFでLとHを追加し、ISO50〜6400まで。
高感度側の設定は、ISO1000,1250,1600,2000,2500,3200,6400です。 いや〜これ
待ち望んでいました。 ライブ撮影が多い私にはまさに朗報!その実力早く使いたいです。

●高輝度側・階調優先:これも楽しみな機能。 ポートレートでのハイキー撮影、風景とその
活躍の場はものすごく広いです。 FujiのS5Proなんかと違うのは、階調優先でダイナミック
レンジを拡大しても動作のレスポンスに支障がありません。 ただし、使用できるISOの範囲に
制約がつくみたい。 このモードを使用している場合はISO6400の使用はできませんでした。
私の撮影ではこの機能、常時ONになりそうな予感です♪  ちなみにONで+一段分広がるみたい。

一番期待していたAFの進化! 強烈です♪
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●AF:1D3を語るなら、AFの進化を抜きには語れない! そんな気分にさせてくれる怒濤の進化。
まず従来の45点に対して、F2.8センサがエリア全面に! 19点クロス+アシスト26点
アシストセンサーの効果は5Dで実体験済み。AIサーボ時のアシスト効果がエリア全面で使え
るのは奇跡か!!! とにかく、使用するレンズの明るさに応じて適正なAF環境をサポートして
くれています。 実際触ってみての感じは、とても反応よく1DN同等以上のフィーリング。
AIサーボの吸い付く感じ!早くサーキットやカワセミ撮影で使ってみたいです。

今回のAIサーボの改善。メニューにもあらわれています。 
■AIサーボ時の測距点選択:測距点での被写体の連続性を判断し手前に入り込む障害物の
影響を回避できます。 これ欲しかった! 試してみたけどめちゃ便利。Nikonに追いつきました。
■AIサーボ時の1コマ目/2コマ目の動作:AIサーボで引き込んで1コマ目を撮影した後の、
2コマ目以降の動作を撮影枚数優先か、被写体へのピント追従優先かを選択できます。
まだまだありますが、動作を確認できたのはこれぐらい・・・ 続きはまた今度ですね。

●AFピント位置調整機能:これもいよいよ搭載ですね。もともとボディにある機能をユーザーに開放!
と言ったところでしょうか。最大20本のレンズを個別に登録する事ができます。 調整幅は±20
ステップ。 1ステップあたりの精度を聞いたけどわからず。 見た目であわせてくださいとの事(笑) 
EF以外のレンズの対応・・・通信可能な物は調整できるらしい(嬉) ただし、動作保証外らしい
です。当然と言えば当然ですね。

とにかくAFの進化は待ち望んでいたすべてを満たしていてくれています! モータースポーツ
や競技スポーツカメラマンの意見がふんだんに取り込まれているのでしょうね。 プロ方々と
その意見に真摯に取り組んでくれたCanon技術陣のおかげですね。 
エンドユーザーの私はその出来映えをおもいっきり堪能させていただきます♪♪♪

●その他:実は今回の1DMk3にはクロップ機能が搭載されています。 クロップといってもNikon
のような倍率とコマ数を稼ぐ物ではありません。 4x5,6x7と行ったフィルムのフォーマットを指定
できます。 これは記録サイズと別に指定します。 指定するとExifに書かれるみたいで、液晶
面ではフレームがついて表示されます。DPPに持ち込むと指定したフィルムフォーマットにクロプ
されて表示されるようです。近い将来きっと出てくるであろう1Dsの後継機。中盤、大判
が活躍する分野への殴り込みを予感させますね〜(汗)

まだまだ書きたい事ありますが、長くなりすぎるので次ぎにします。聞きたい事あればわかる
範囲でお応えします。 

EOS-1DMk3・・・ 1D系として手に持った感じは同じなのに、いったん動き出すと全く見知らぬ
新世界。 メニューも新しいキーワードはいっぱいでとにかく進化。使う側もしっかりその進化の
目的を理解して使いこなしていきたいですね。 私は1D,1DMk2,1DMk2Nと1D系はずっと
使ってきました。 今回の1DMk3・・・お財布と相談して間違いなく手にしたい1台です!

今までは、どこかに妥協があった1D系ですが、今回の進化で真にデジタル一眼のありかたを
再定義したと感じました。 ハード、ソフトはもちろんユーザーの声がしっかり反映された物作り。

一日も早く使いたい!と感じているのは私だけではないはず・・・
そこのあなた! あなたですよ〜  さあ!ご一緒に(爆)

下手なレポートに最後までおつきあいいただきましてありがとうございました。

最後に・・・心配事を一つ。 ちゃんと発売されるのだろうか? きっと今の時期はバグとの格闘
で開発現場は戦場!でしょう。 Canon技術陣の方々。がんばっていいもの出してくださいね。

5月末発売・・・ さあ、私が手にできるのはいつになるやら(汗)
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by qshin | 2007-02-24 20:39 | SIGMA 50mm F1.4 EX
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